佐野　鍵屋カギの緊急隊 | サービスメニュー | ピッキング対策

ピッキング対策として、１番古典的なのは、「マッシュルーム・ピン」「スプール・ピン」などとの特殊ピンを入れ、ピッキングそのものをシビアにする方法があります。この発送の延長線上にあるのは、全く構造が違いますが、「ロータリー・ディスク・タンブラー錠」で、これも繊細な感覚を要求されるものです。
もう１つには、タンブラーを多くして、作業を増やす方法があります。現在ではこちらの方が主流と言えます。この方式の場合、タンブラーがディスクですと、構造上枚数が増やせませんので、ピンの方が落ち着くことになります。元々、ピン・タンブラーは単純なシングルのみの配置でしたが、それがダブル、現在では六方・２９本のピン・タンブラー錠が存在します。 ここまでくると、錠前は１つの工芸品で、そのこまかさは、ある種、出来の良い模型のような存在感があります。この両者に共通する考え方として、「開錠に５分以上を要する」ことと念頭においています。実はこれには規格があって、１つは「CP」、もう１つは「CPIC」というものです。この「CP」「CPIC」認定されていれば、５分以内でのピッキングは難しい、とされるわけです。